Gradation
今日は、終日お休みを頂きました。特に自分の勤労に感謝をしているわけではありませんが、朝から知人に薦められた本を書店に求めたり、降りそうな雨も降らずにいてくれたため、紅葉狩りに興じる事も出来ました。
以前、故 司馬遼太郎氏の「司馬遼太郎の考えたこと」という本で、氏の小説作法で印象に残った、「一人の歩いている人物をビルの屋上から眺める・・・そうすると、その人が歩いていく先で必然的に出会う人物が見えたり、背景が見えてくる」というような内容の言葉を思い出しました。モノ、モノ事を引いた視点で見るということ。近い距離から見るのとでは違った感覚が生まれてくるようです。モノ、モノ事を見ようとする時には、探求する近い視点と、背景全体として捉える引いた視点の両方が必要である気がします。グラデーションという色彩の移ろいは、見る視点によってはまったく違う美しさに見えるものです。
うつわは、焼き上がるまでは生ものです。生ものであるが故、夜な夜な気になり工房に足を運びます。グラデーションの感覚を、うつわにイメージしてみたり、日々、季節の移ろいが感じられるこの時期は特に感じさせられるようです。今夜も冷たい雨。皆様、御自愛ください。
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ありがとうございます。心のグラデーション・・なるほど、ちえのわROOMから見えるのは、そんな世界観かもしれません。人に対しても、赤なら赤。黄色なら黄色。白なら白。。。とかく識別したがる世のなか。人を見守る目も、原色ではなく、もっと繊細な色彩を感じる心で見て欲しい。そんなことを思う、今日この頃でもあります。
投稿 堀川貴永 | 2006年11月25日 (土) 09時18分
木の葉の色の美しい季節になりましたね。今年の秋はなぜか「光」を感じます。陽の光に守られているような、光によって輝かせてもらえることに気づいたような。
デジカメを持ち歩くようになってから、視点をどこに置くかは日々のテーマです。背伸びして見る、しゃがんで見る、一歩引いて見る、横にシフトして見る、ズームして見る、角度を変える。ちょっとしたことで印象が違ってくるんですね。少しずつずらしながら撮ると、それは画像のグラデーション。そこからどれを選ぶのかは、自分の心のグラデーション。私もどうやら「生もの」らしいですよ。
投稿 ちえ | 2006年11月25日 (土) 01時33分