作法
器をつくるときに・・・まだカタチが無い段階で、僕は椅子に座り、その器で自分が料理を食べているシーンを想像します。たとえば、自分がその料理屋さんのお客さんだったり、子供が生まれたばかりの家族だったり、新居を建てたばかりの家庭だったり、野菜嫌いの子供に何とか野菜を食べさせたい家庭だったり・・・・・いろんな事をイメージします。
飲食店の器でも、それぞれの家庭の器でも、自分自身の器でも・・・「美味しい!」という笑顔のために存在するんだと…。
この春に、長い間、地元に愛されてきた、山梨の割烹料理「ほそだ」さんが一部リニューアル。ご縁で、器をつくらせていただいています。己流庵のご近所のすし懐石「和み やま田」さんも、器をつくらせていただいています。共通するのは、長い年月、地元に愛されているということ。そして、僕は、客席に座った角度をイメージして器をつくります。
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