2008年11月24日 (月)

081124_201132時々、僕の器を使う時の感想を、写真付きでいただいたりします。こんな時に、こんな料理に・・・いろんな声は、器をつくる僕にとっては本当にありがたいものです。個展中に、器を手にしていただきながら、お話が出来るのも大切な事だと思います。なかなか立ち会えてはおりませんが、お会い出来なかった方もありがとうございました。残す期間もいろんな声を楽しみにお待ちしております。~12月1日まで28日は会場に居る予定です。クラフトギャラリー傑山

一見さんでは入れない寿司屋さん。カワハギの刺身を僕の皿で・・・素材に手間隙かける達人の声。お店を宣伝出来ないのが残念。

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2007年12月 5日 (水)

冬が来ると・・・

・・・やはり、ラーメンが食べたくなる。案外、ラーメンにはうるさい。このラーメンは、東日本一、西日本一旨い!と、思うラーメン店が僕にもあった。東日本一は、どんどん有名になり、何店舗か別に店を構えるようになり、今年、10数年ぶりに行ってみたが、大将は店には居らず、味もかつての感動ほどは無くなっていた。西日本一は、長崎駅前の裏のほうにあった、「一休軒」。幼稚園児位から食べ続けたラーメンだった。おばちゃん達だけで切り盛りしていたお店だったのだが、去年だったかなぁ・・とうとう閉店してしまっていた。ラーメンというものは不思議なもので、いろいろな物語、思い出を含んでいるような気がする。。。おっ!!!忘れちゃいけない「海新山」。ここのラーメンも旨い!食べる価値はある。久しぶりに「海新山」のラーメンも食べたいなぁ・・大将元気かな・・と思っていたら、最近、出産間近の満里奈さんも久しぶりに食べに行ったようなことが、ブログに書かれてあった*watanabe marina note book。。。でも大将、器使っているのかな・・(海新山の器)。

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2007年5月11日 (金)

マメな人

070511_125938 本来、マメな性格ではないと思っている。料理においても、手間をかけることが、どこからが手間で、どこまでが手間ではないのかが、よくわかっていない。味噌をつくる事も、好奇心から始まり、やっぱり美味しかったので、続けているにすぎない。四国産のそらまめを頂いた。豆の類を前にすると、辰己芳子さんのように手塩にかけた料理をつくってみるか!とも思ったりもするが、結局は、塩茹でして食べるのが一番美味しいなぁ・・と納得してしまうのです。

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2007年3月12日 (月)

春の味

070313_110110 この季節、木々の芽を眺めるとなんとも楽しい。もう桜の花芽も随分膨らんできた。カラマツ、夏蔦、アケビ、山椒・・もう枯れてしまったようにみえる木々に、鮮やかな新緑が現れる。そういえば、山椒の芽、立原正秋氏によれば、この山椒の芽を炒ってつくる佃煮は酒の肴に格別らしい・・・ちょっと試してみよう。

先日、あんず亭松花堂弁当の器を納める。懐石弁当の器、4マスという限られた空間の中で器を表現する事。自分にとってはおもしろい試みでした。この春、桜弁当よりお目見えです。

芽吹き頃 ひやざけちびり 春の味

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2006年11月17日 (金)

和をもって・・

061117_090957和をもって貴しとなす・・・・」・・聖徳太子の憲法17条の冒頭でありますが、日本に初めて憲法なるものを制定した時に、なぜ「和をもって・・」を始めに持ってきたのでしょうか、この辺りの歴史を含めて考えてみるとおもしろいのかもしれません。本来、日本人とは、「和」という事からは程遠い人種で、そういう人種をまとめるには、「和をもって・・」しかないと、時の賢者は考えたのかもしれません。しかし、その後の歴史は、ある意味独裁・封建でしか国をまとめる方法はなかった。そして、最近の「憲法改正論議」や「愛国心」云々の話にまとまりがつかないことと、北の独裁者のこと、教育基本法改正のこと・・いろんな不協和音を聞くにつれ、聖徳太子の「和をもって・・」をあらためて考えさせられたのでありました。

「和」とは・・と考えると、これがまた難しい。言い換えれば「ハーモニー」とか「調和」とかになるのでしょう。そう考えれば「和食」とは、調和の料理ということになります。ある有名料亭の主人が、西洋、中華・・あらゆる料理人はまず、和食を勉強したほうがいい。というようなことを本で書かれていたことがありました。包丁の使い方もまったく違うと聞いたことがあります。今週発売の「週刊新潮」。嵐山光三郎さんの「これを食べずにいられない、私の大好物 第1回」にて、国立あんず亭のことが載ってある。和食の料理人がつくった「オムハヤシ丼」。僕の器「刷毛目平鉢」に装ってもらった。あんず亭の鈴木店長しかり、「和をもって・・・」はいろんな事に通じるのかもしれない。

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2006年11月 8日 (水)

小さな声

Photo_13 「お茶うまーい」・・・小さなお便りが届く。幼い頃、母方の実家が陶器屋さんだったせいもあって、毎年一度、自分の御飯茶碗、箸・・等を選びに行っていた記憶がある(今の僕の仕事と直接、関係はないと思いますが)。食卓に、パンが出ることがなかった子供の頃、御飯茶碗と箸は、唯一、自分の物という思いがあったように記憶しています。前に「飯茶碗のすすめ」というページで少し触れましたが、御飯茶碗をしっかり手に持ち食事をとること。自分専用の茶碗を持つということ。あらためて思えば、日本特有の文化なんだと思います。

自分の湯呑茶碗をもって、お茶を入れる。家族のさりげない、ほっとした時間に器が使われていること。とても嬉しく思います。こんな小さな声も、僕が器をつくっている、大切な意義なんだと思います。

「茶の湯とはただ湯を沸かして茶をたてて のむばかりなる事と知るべし」(利休百首)・・・お茶を入れてのむ。その単純な行為に、大切な時間、心を感じるものがあるのでしょう。

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2006年11月 2日 (木)

味噌

今日は、夕暮れに器を納めにクラフトギャラリー傑山へ。オーナーと、しばし食のお話など。

我が家では、毎日必ず、味噌汁は欠かせないのでありますが、とうとう今年の自家製味噌が底をついてしまいました。今は、頂き物の「信州味噌」を使用しておりますが、これがまた、美味い。。。味噌とは、ほんとに不思議なもので、味噌汁の味は各家庭によって違い、日本全国、驚くほどの種類がつくられてます。前に、故 立原正秋氏のエッセイで「我が家では常に八種類ほどの味噌を、毎日使い分けている・・」みたいなことが書かれていた事を思い出しました。何種類とまではいきませんが、来年は、手前味噌を、今年の三倍は仕込まなくては間に合わないようです。シンプルではあるけれど、なんとも奥が深い、そんな味噌を家庭料理で使いこなせる事。そこが、みそ!なのかも知れません。

■12月14日(木)~ 「花入れの器展」 クラフトギャラリー傑山に参加します。

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2006年9月 3日 (日)

Presentation

060903_221117_m Presentationする。かつて、空間を売る仕事をしていた時期、このPresentationという言葉は毎日のように繰り返されてきた。ひとつのPresentationをするためには、そのための準備に大変な労力を要する。いくつも重なってきた時には、油断すれば逆に視野は狭くなってくる。。。この仕事は、単にクライアントを喜ばすためだけの仕事なのか?・・・その先にある顧客の反応など、考えなくなってしまっては、ほんとの意味でクライアントの力になっているとはいえない。その時期、天空の存在であり、憧れであったデザイナーの故田中一光氏。人を見る目。時代を見る目。伝統を見据える目。色彩を見る目。。。そして、楽しむ。全てにおいて卓越した方である。デザイナーには留まらず、いろんな立場においても共感できる考えの方だと思う。

今日、天ぷら屋店主ご来房。器の話をする。お客様とカウンターにて対面する店内。まさしくPresentationの場。偉そうなことをいえる人間ではないが、いろんな考えを話させていただいた。

これまでの自分の出来事。やってきた仕事。単に違った過去のことではなく、今でも繋がっている、共通する軸があるような気がしている。全て無駄なことではなかったんだと。。。秋の夜長、工房にて事務仕事。ふと、そんなことも思うのである。

BGM・・「The Nightfly」 Donald Fagen  久しぶりに聞く、10代の終わり頃、一日に一度は聞いていたアルバム。Donald Fagen の名盤だと思う。

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2006年8月28日 (月)

追記~海新山

060828_214507_m_1 先日、器を納めた中国料理「海新山」。お店の解説が、僕の解説より、明らかにわかりやすい。

渡辺満里奈さんの「甘露なごほうび」 

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2006年8月14日 (月)

海新山

P8160009_1 料理人と話す。空間を考える。料理を食す。そういう過程を経て、器を考える。だが、今回に限っては空間のことは何も考えずに器を作った。中国料理「海新山」。目黒区五本木2-53-8、駒沢通りの少し路地裏。今日、器を納める。

・・・知らなければ、たぶん中に入ろうと思うお客さんはいないだろう。中国料理といっても、メニューはラーメンと餃子しかない。僕自身、今回仕事を任されるまでは知らなかった。しかし、検索してみると、驚きである。夫婦で店を切り盛りし40年以上、その間、いろんな変遷をへて今に至っている。半生の話も長い時間聞かせていただいた。そして、今、「超コラーゲンラーメン」だけのメニューで営んでいる。去年、渡辺満里奈さんが自身の本とテレビ番組で紹介した後はすごかったらしい。とにかく話好きの主人なだけに、人としてのインパクトも強烈。知識も深い。先日もテレビの取材があったばかりのようだ。本当は、裏メニューがあり、予約のみで受け付けている。

???から始まった依頼ではあったが、自分なりに考えて器をつくらせて頂いた。頼んでよかったと言って頂いた事が何よりです。もう主人は70歳を過ぎている。と言ってもすごく元気な方だが、一代で店は終わるらしい。一度、食する価値はあると思う。「超コラーゲンラーメン」¥1500-

新しい器で食す一番目のお客になることが出来た。注文したのは「超コラーゲンラーメン」の塩味。トッピングはレモンスライスと海草。そうです!コラーゲンの吸収を助けるのにGOOD!なのがレモンなんですね。ブラウズさんコラムありがとうございます。

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2006年8月 6日 (日)

真夏の夜の炭火串焼き屋

昨夜の串焼き屋「己流庵」、ご参加の皆様、お疲れ様でした。また、ご要望があれば開店できることを楽しみにしております。

「お品書き」・・・枝豆の冷製スープ(あえて、豆の食感を楽しむために粒を残しました)。串焼き色々(アスパラ、オクラ、しいたけ、鳥、自家製つくね、牛カルビ、えび、うなぎ、ミニトマトのベーコン巻き、ナスのチーズサンドバジル添え、あらびきウインナ-・・・)、たこのマリネ(逸品差し入れ)、お造り(逸品差し入れ・・・プロの日本料理人自らその場で造っていただきました。包丁さばき講座まではじまり、あらためて良い包丁に憧れました)、箸休め・・・紀州石神の梅干(逸品差し入れ・・・驚きの梅干!)、鳥団子と冬瓜のスープ(炭火で焼いた焼きおにぎりにかけていただく)。

まだまだ、体験したことの無い食材、味。日本には多くあるようです。食・・・を考え、うつわを考える、日本のすばらしい風土、自然を考える。まだまだ、道は長い。

日本料理あんず亭のホームページがリニューアルしました。ぜひご覧下さい。

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2006年7月21日 (金)

素材

昨日、てんぷら屋主人に会う。毎日、産地より直送される魚介。活き魚を入れるための特注の水槽。旬の野菜。隠れ家的雰囲気の店内。流れるジャズ。。。揚げるというシンプルな手法なだけに、素材へのこだわりは大切であるに違いない。自分の中で、器のイメージは出来た。次回は工房にて。

その後、パトアシュオーナー、シルバー作家hachiさんご来房。・・・素材の話。それぞれに素材こそ異なるが、素材に格闘し、生かし、生み出していく・・・流れに大きな違いは無いようだ。

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2006年7月 6日 (木)

文月

060706_125508_m 明日は七夕。小暑。いよいよ夏本番。暑い夏。実は大好きなのである。とにかく暑さに強い。工房裏の茗荷の子もよい感じに膨らみ始めてきた。新ショウガも良いが、茗荷の甘酢漬けも美味い。夏は薬味としても大変重宝する。つゆに赤唐辛子と茗荷、冷やし素麺も最高である。素麺といえば、あの島原の名水でつくられた「島原の手延べ素麺」に限ります。この時期、毎年お取り寄せ。

今週、工房そばの玉川上水道を深夜帰宅途中、一匹の蛍を見る。

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2006年6月20日 (火)

collaboration

060620_175700_m 国立市の日本料理あんず亭。夏の器第一弾を納める。食と器・・・ごくあたりまえの組み合わせのことに、あえてコラボレーション(共同作業)することを意識し続ける。料理人と器をつくる者のイメージを共通にするために。そのためにこちらが意識しておかなければならない、旬の食材のこと、季節感。たまに厨房にも入らせてもらう。空間のことも考える。一つ一つの器に、まずは外堀を埋めて、最終的に自分の色、デザインを盛り込んでいく。そういう作業を繰り返し、ひとつの料理、器、空間、時間という作品になっていく。器にこだわるのは、その過程が楽しいのかもしれない。

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2006年6月 9日 (金)

060608_224108_m 長野県木島平産アスパラを頂く。そのまま塩茹でしただけでも、うまい。

ソース:たっぷりのすりごまと少量のマヨネーズをオリーブオイルでのばし、混ぜ合わせる。後は隠し味に壱岐産ゆず胡椒。

器:半磁器の高台平鉢。

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2006年6月 7日 (水)

飯碗のすすめ

060607_113048_m 御飯茶碗に対しての考え方は、それぞれの家庭によって様々。今の日本のように多文化が混在する時代にあっては、その価値さえ希薄になってきているような気がする。御飯茶碗で育ってきた今の大人たちは、いろんな食文化に接する過程で、当たり前のようにあった御飯茶碗の記憶が薄れ始めている。。。「御飯茶碗のすすめ」・・ここで、薦めたいのは、今の小さい子供達。その小さい手の大きさにあった、きちんと持てる高さの茶碗を選びたい。おのずと食べる姿勢はよくなるでしょう。

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2006年5月26日 (金)

日の丸

060525_232425_m いよいよです。サッカーワールドカップ2006。今回は予測がつかない。期待が持てるチームである反面、難しい予選ブロック。きっと、手に汗握る試合になるに違いない。

日の丸といえば・・梅干。梅干といえば・・酸っぱい。酸っぱいといえば「甘夏」。今年も九州より野性味あふれる「甘夏」が送られてきた。クエン酸たっぷりで、血液をアルカリ性に保つ働きがあり、疲労回復、肩こりに効くらしい。ビタミンCも豊富。美味しいし、言うことなし!のはずが・・・子供の頃から、この夏みかん系だけは、嫌いじゃないのに、一口食べただけで、ものすごい汗をかいてしまう。。。一個丸々食べた日には、滝のようです。ふだん汗かきではないのに、今思い出しただけでも、ジワーッとくる。日本代表戦を見ながら、甘夏を食べるのだけはやめようと思うのです。がんばれ!日本!

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2006年5月25日 (木)

初物

先週のこと、「そら豆」をたくさん頂いた。早速、新鮮なうちにどう調理して頂こうかと考える。たくさんあるから、裏ごしして冷製ポタージュにでも・・・などと思いをめぐらす。そして、夕食時間、家に帰ると、そら豆達は普通に茹でられてあった。。。いろいろと思いを巡らせていたので、少し寂しい気はしたが、初物は複雑に調理しないほうが一番美味しいようだ。これからの季節、工房北側の茗荷達も楽しみ。茗荷の新芽は「茗荷竹」、食する茗荷は「茗荷の子」、それぞれ春と夏の季語。「茗荷の子」を甘酢漬にして、冷たい大吟醸と頂く。これがうまい。日本の四季折々には、旬の食材を頂くのが一番美味しいに決まっている。わずか一年に一回だけの楽しみではあるが、その周りにはいろんな物語がある。花もある。うつわもある。

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